配送エラーメールを自動処理機能を使わずに管理者へ転送する方法
配送エラーメールを自動処理機能を使わずに管理者へ転送する方法についての手順を、以下の例を用いてご紹介します。適宜、ご自身の環境に置き換えてお読み下さい。
メーリングリスト名 | demo@xbit-demo53.lineup.jp |
管理者のメールアドレス | itboost@xbit-demo53.lineup.jp |
1.管理画面へのアクセス
まず始めに管理画面へのアクセスが必要になります。 上記例の「demo@xbit-demo53.lineup.jp」というメーリングリストを管理したい場合は、以下のアドレスにアクセスし、パスワードを入力ます。
http://lists.xbit-demo53.lineup.jp/mailman/admin/demo
※赤字の部分は、メーリングリストのEメールアドレスの@より左側のアドレスになります。メーリングリストが複数ある場合はこの部分を適宜置換えて管理画面へアクセスして下さい。
2.配送エラー処理メニューへアクセス
ログイン完了後、画面上部に設定項目のメニューが表示されますので、その中にある「配送エラー処理」をクリックして下さい。
3.オプション編集作業
配送エラー処理の設定ページの最上部に、「Mailman にエラーメールの自動処理をさせますか?」という設定項目がございますので、「いいえ」をクリックします。
※配送エラーメールの自動処理を無効にした場合、配送エラーとなったメールアドレスに対する各種自動処理等は行われなくなりますのでご注意下さい。
ページ最下部にある「変更を送信する」をクリックします。
以上で、メーリングリスト側の設定は完了ですので、引き続き「4.メールエイリアスの作成」をお読み下さい。
4.メールエイリアスの作成
次に、メーリングリストからの配送エラーメールの受け取り用のメールアドレスを作成します。ここでは、メールエイリアス機能を利用し、既存のメールアカウント宛にメールが届くように設定します。
サーバーコントロールパネル(Plesk)上にある既存のメールアドレスの設定画面にアクセスします。
ここでは、 itboost@xbit-demo53.lineup.jp宛てにエラーメールを配送するよう設定させるので、 メール名「 itboost@xbit-demo53.lineup.jp」をクリックします。
「新しいメールエイリアスの追加」をクリックし、エイリアス名をメーリングリスト名-ml-bouncesに設定します。
ここでは、メーリングリスト名が「demo」なので、エイリアス名は「demo-ml-bounces」となります。メーリングリスト名は適宜ご自身の環境に置換えて下さい。
「メーリングリスト名-bounces@ドメイン名」というEメールアドレス宛に、配送エラーとなったメールが届き、エイリアスを設定したメールアドレス宛に転送されるようになります。
5.動作確認テスト
ここではメールエイリアスとして設定された「 demo-bounces@xbit-demo53.lineup.jp」宛に配送エラーとなったメールが届き、エイリアス設定元の管理者アドレス(ここでは itboost@xbit-demo53.lineup.jp)宛へ転送されるので、こちらに届くメールを確認する事になります。
動作確認の為、メーリングリストのMLの会員に存在しないメールアドレスを登録し、MLを流します。すると、配送エラーとなったメールがエイリアスを設定したメールアドレス宛に届く事を確認して下さい。以上で、配送エラーメールを自動処理機能を使わずに管理者へ転送する方法の設定は完了です。